太陽にほえろ!は全718話!歴代刑事・殉職・最終回とPART2を徹底解説
『太陽にほえろ!』は、石原裕次郎演じる藤堂俊介、通称「ボス」と、七曲署の個性豊かな刑事たちが活躍する刑事ドラマです。1972年7月21日に放送を開始し、1986年11月14日の最終回まで、約14年4か月にわたって全718話が放送されました。萩原健一の「マカロニ」や松田優作の「ジーパン」をはじめ、刑事たちのニックネームや衝撃的な殉職エピソードは、作品を象徴する要素として知られています。
2026年には、デアゴスティーニの『太陽にほえろ!DVDコレクション』も創刊され、名作を放送順に振り返る機会が広がっています。放送期間や歴代キャスト、刑事たちの交代の経緯、最終回の意味、続編『太陽にほえろ!PART2』まで、作品を初めて知る人にも往年のファンにも役立つ基本情報を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 放送期間:1972年7月21日から1986年11月14日まで、全718話を放送。
- 主要キャスト:石原裕次郎、萩原健一、松田優作らが出演し、ニックネームで呼び合う刑事たちの人間ドラマを描いた。
- 殉職と最終回:新人刑事の登場と交代を物語に組み込み、第718話「そして又、ボスと共に」で本編が完結した。
- 続編と2026年の動き:全12話の『PART2』が制作され、2026年には全178号予定のDVDコレクションが刊行開始。全718話のうち710話を収録する予定となっている。
【基本情報】太陽にほえろ!の放送期間と全718話の歴史
『太陽にほえろ!』は、日本テレビ系列で毎週金曜日の20時台に放送された刑事ドラマです。制作は東宝と日本テレビ。1972年7月21日の第1話から1986年11月14日の第718話まで、長期にわたってシリーズが続きました。
舞台となるのは、架空の警察署である警視庁七曲警察署の捜査第一課捜査第一係です。藤堂俊介係長を中心に、経験豊富なベテラン刑事から血気盛んな若手刑事まで、さまざまな人物が事件解決に挑みます。事件の捜査だけでなく、刑事たちの友情、葛藤、恋愛、家族との関係も物語の重要な柱でした。
放送ライブラリーの番組記録でも、シリーズの放送期間は1972年7月21日から1986年11月14日まで、全718回とされています。最終回のタイトルは「そして又、ボスと共に」。14年以上にわたる長寿シリーズの節目を飾るエピソードです。
本作の特徴は、同じ刑事が事件を解決し続けるだけの構成ではなく、登場人物そのものが変化していく点にあります。新人刑事が七曲署に配属され、仲間との交流を通じて成長し、やがて異動や退職、殉職などによって物語から離れていく。そのたびに新しい刑事が加わり、チームの関係性も変わっていきました。
この仕組みによって、長期間の放送でも登場人物の世代交代が自然に行われました。視聴者は事件の結末だけでなく、刑事たちがどのように成長し、仲間との絆を築くのかにも注目できたのです。

【キャスト一覧】歴代刑事のニックネームと出演俳優
『太陽にほえろ!』の魅力を語るうえで欠かせないのが、個性豊かな歴代刑事と、それぞれに付けられたニックネームです。役名よりも「ボス」「山さん」「ゴリさん」「マカロニ」「ジーパン」といった呼び名のほうが、広く記憶されている人物も少なくありません。
以下は、シリーズを代表する刑事と主要メンバーをまとめた一覧です。出演時期は人物によって異なり、長期にわたって活躍した刑事もいれば、短期間で強烈な印象を残した刑事もいます。
| ニックネーム | 役名 | 出演俳優 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ボス | 藤堂俊介 | 石原裕次郎 | 捜査第一係を率いるリーダー |
| 山さん | 山村精一 | 露口茂 | 鋭い洞察力を持つベテラン |
| 長さん | 野崎太郎 | 下川辰平 | 経験豊富なベテラン刑事 |
| ゴリさん | 石塚誠 | 竜雷太 | 熱血漢で射撃を得意とする |
| 殿下 | 島公之 | 小野寺昭 | 端正な風貌と知性が持ち味 |
| シンコ | 内田伸子 | 関根恵子 | 初期を支えた女性刑事 |
| マカロニ | 早見淳 | 萩原健一 | 型破りな若手刑事 |
| ジーパン | 柴田純 | 松田優作 | 情熱的で行動力のある刑事 |
| テキサス | 三上順 | 勝野洋 | 不屈の精神を持つ熱血漢 |
| ボン | 田口良 | 宮内淳 | 若者らしい感性を持つ刑事 |
| スコッチ | 滝隆一 | 沖雅也 | 孤高の雰囲気を漂わせる刑事 |
| ロッキー | 岩城創 | 木之元亮 | 登山と自然を愛する刑事 |
| スニーカー | 五代潤 | 山下真司 | 情熱的な元陸上選手 |
| ドック | 西條昭 | 神田正輝 | 合理的な判断を得意とする刑事 |
| ラガー | 竹本淳二 | 渡辺徹 | ラグビー経験を持つ肉体派 |
| ジプシー | 原昌之 | 三田村邦彦 | 各地の所轄を経験した刑事 |
| ボギー | 春日部一 | 世良公則 | 全力で事件に向き合う行動派 |
| トシさん | 井川利三 | 地井武男 | 粘り強い捜査を持ち味とする |
| マミー | 岩城令子 | 長谷直美 | 女性ならではの視点を持つ刑事 |
| ブルース | 澤村誠 | 又野誠治 | 鍛え抜いた体力と格闘能力が持ち味 |
| DJ | 太宰準 | 西山浩司 | 身体能力の高さが特徴 |
| デューク | 島津公一 | 金田賢一 | 孤高のプロフェッショナル |
| マイコン | 水木悠 | 石原良純 | コンピューターを捜査に活用する |
| 警部 | 橘兵庫 | 渡哲也 | 臨時係長代理を務める実力者 |
このほかにも、多数の刑事やゲスト俳優が登場しました。表に挙げた人物が同時に在籍していたわけではなく、シリーズの進行に合わせてメンバーが入れ替わっている点には注意が必要です。
石原裕次郎の存在は、作品全体を束ねる大きな軸でした。藤堂係長は、現場で危険を冒す若手刑事たちを見守りながら、必要な場面では厳しい判断を下す人物です。単に命令を出す上司ではなく、部下の人生や成長にも向き合う姿が、チームの物語に厚みを与えました。
一方、萩原健一のマカロニと松田優作のジーパンは、若手刑事像を強く印象付けた存在です。個性の強い俳優が、それぞれ異なる性格や行動様式を持つ刑事を演じたことで、交代そのものがシリーズの見どころになりました。
【歴代メンバーの経緯】ニックネームが作品の個性になった理由
『太陽にほえろ!』の刑事たちは、役名だけでなくニックネームで呼び合います。この呼び方は単なる愛称ではありません。人物の性格や服装、職務上の特徴を短い言葉で表現し、視聴者がキャラクターを覚えやすくする仕掛けでもありました。
例えば、マカロニという呼び名は、早見淳の服装や雰囲気に重なるマカロニ・ウエスタン風のイメージと結び付いています。ジーパンは柴田純のジーンズ姿を印象付ける呼び名として知られ、テキサスはカウボーイを思わせるスタイルと結び付けられました。ロッキーも、登山や山への思いを連想させるニックネームです。
こうした愛称が定着すると、人物が登場した瞬間に、その刑事の立ち位置や性格を思い出しやすくなります。名前を覚えるための便宜にとどまらず、キャラクターを作品のブランドとして定着させる役割を果たしたのです。
歴代メンバーの変遷を大きく見ると、初期はマカロニやジーパンといった若手刑事の成長と葛藤が前面に出ていました。その後、テキサス、ボン、スコッチ、ロッキー、スニーカーなど、新たな個性を持つ刑事が加わり、物語の中心が少しずつ移っていきます。
さらにシリーズ後半には、ドック、ラガー、ジプシー、ボギー、マミー、ブルース、マイコン、デューク、DJといった刑事たちが登場しました。世代交代が進むなかでも、藤堂係長や山さんらの存在がシリーズの連続性を支えました。
ここに本作の制作上の強みがあります。通常の連続ドラマでは、中心人物の交代が作品の印象を大きく変えてしまうことがあります。しかし本作は、刑事の交代を物語の中に組み込み、新人の加入を新しいドラマの始まりとして活用しました。視聴者にとっては、慣れ親しんだ人物との別れと、新しい人物への関心が同時に生まれる構成だったのです。

【殉職刑事】マカロニ・ジーパンから山さんまで、別れが残したもの
『太陽にほえろ!』を語る際に外せないのが、刑事たちの殉職です。事件の解決だけでなく、仲間が命を落とすという展開を通じて、刑事という仕事の危険性や、残された仲間の悲しみが描かれました。
初期の代表例が、萩原健一演じるマカロニと、松田優作演じるジーパンです。マカロニは型破りな若手刑事として登場し、ジーパンはその後を受ける形でチームに加わりました。どちらも短い出演期間ながら強い印象を残し、作品を代表する人物として記憶されています。
その後も、テキサスやボンをはじめ、刑事たちの別れが物語の節目になりました。新しい刑事が登場しても、前任者との関係や残された記憶が物語から消えるわけではありません。仲間を失った経験が、ほかの刑事の行動や判断に影響する点も、本作の人間ドラマを支えています。
ロッキーこと岩城創の最期も、シリーズのなかで印象的なエピソードのひとつです。1982年、念願だったロッキー山脈への登山に出掛けたロッキーは、カナダで捜査を進めていた一係と合流します。容疑者を追うなかで、リスをかばったところを撃たれて殉職しました。海外で命を落とした刑事という点でも、異例の展開でした。
シリーズ後半では、山さんこと山村精一の最期も大きな節目となります。露口茂演じる山さんは、鋭い観察眼と粘り強い捜査で知られるベテラン刑事でした。第691話「さらば!山村刑事」では、拳銃密輸事件を解決した山さんが、報復を企てた暴力団組員に撃たれます。重傷を負いながらも拳銃を押収し、藤堂に応援を要請した後、家族に帰宅を伝えようとしながら力尽きました。
山さんの殉職は、長年にわたって七曲署を支えてきたベテランとの別れであると同時に、シリーズ終盤の重要な転換点でもあります。初期の若手刑事たちの死から、経験を重ねた刑事の最期までを描くことで、作品は一人ひとりの人生と、刑事という職業の重みを表現してきました。
ただし、歴代刑事が全員殉職したわけではありません。異動や退職などによって物語から離れた人物もいます。キャストの交代と殉職を同一視せず、それぞれの人物がどのような経緯で七曲署を去ったのかを区別することが、エピソードを正しく理解するポイントです。
【最終回とPART2】第718話「そして又、ボスと共に」の意味
本編の最終回は、1986年11月14日に放送された第718話「そして又、ボスと共に」です。放送ライブラリーの記録によると、物語ではブルースこと沢村刑事が消息を絶ち、七曲署の刑事たちが行方を案じます。捜査を進めるなかで、ボスこと藤堂俊介が戻ってくる展開が描かれました。
この最終回は、事件の決着だけでなく、長年チームを率いてきた藤堂と七曲署の刑事たちの関係を改めて描くエピソードです。さまざまな刑事が加入し、別れを経験してきたシリーズだからこそ、最後にボスと仲間たちのつながりを描く構成には意味があります。
『太陽にほえろ!』は本編の終了後、続編『太陽にほえろ!PART2』へと引き継がれました。PART2は1986年11月28日から1987年2月20日まで放送された全12話のシリーズです。物語の舞台は、藤堂が七曲署から警視庁本庁へ栄転してから1年後の七曲署という設定になっています。
ここで押さえておきたいのは、放送期間と物語内の時間は別だという点です。PART2の放送は1986年から1987年にかけて行われましたが、作中では本編の時代から1年後の七曲署が描かれます。本編718話とPART2を混同せず、別シリーズとして整理すると理解しやすくなります。
本編が14年以上続いた大きなシリーズであるのに対し、PART2は全12話です。長期にわたる物語のすべてを新たなシリーズで再現するのではなく、七曲署という舞台と、ボスを中心とした人間関係を受け継ぐ形で締めくくられました。
【2026年最新】太陽にほえろ!DVDコレクションとエピソード一覧
2026年8月25日には、デアゴスティーニの『隔週刊 太陽にほえろ!DVDコレクション』が創刊されました。公式の刊行案内では全178号を予定し、各号のDVDに本編を放送順で収録するシリーズとして紹介されています。創刊号は特別価格490円、2号以降は通常価格1,999円です。
2026年10月時点で注目したいのは、このDVDコレクションが全718話をそのまま収録する仕様ではないことです。デアゴスティーニ公式の案内によると、収録予定は全718話中710話。第19話、第27話、第37話、第68話、第106話、第127話、第524話、第571話の計8話は収録対象から外れています。
公式FAQでは、放送当時の状況や現在の基準との兼ね合いから、一部エピソードの収録が難しいためと説明されています。したがって、DVDコレクションを全号そろえることと、テレビ放送された全718話を視聴できることは同じではありません。全話の視聴を目的に購入を検討している場合は、この違いを把握しておく必要があります。
一方、コレクションには本編映像だけでなく、各話のストーリーガイド、キャラクターファイル、制作の裏側を紹介する記事、出演者や制作関係者のインタビューなども用意されています。作品を順番に見直しながら、当時の制作背景や俳優陣の活躍を振り返りたい人には、映像と読み物を組み合わせて楽しめる内容です。
エピソード一覧を調べる場合は、話数だけでなく、放送日、サブタイトル、登場する刑事、物語上の重要な出来事を組み合わせて整理すると便利です。特定の刑事の初登場回や殉職回を探す際にも、シリーズ全体の話数と、DVDコレクションの号数を区別すると目的のエピソードを見つけやすくなります。
初めて作品を見る人には、第1話から放送順に追いかける方法がおすすめです。刑事たちの加入や交代、人物同士の関係の変化を把握しやすくなります。一方、往年のファンなら、マカロニやジーパンなど好きな刑事の登場回を中心に振り返る方法もあります。ただし、DVDに収録されない8話があるため、エピソードを探す際には収録リストも確認しておきましょう。
【プロの結論】長寿シリーズの価値は「事件数」だけでは測れない
『太陽にほえろ!』が全718話という規模に達した理由を考えるうえでは、事件の数だけでなく、刑事たちの世代交代に注目する必要があります。新人が加わり、仲間と信頼関係を築き、やがて別れを迎える。この繰り返しが、単発の事件解決にとどまらない長期的な物語を生み出しました。
作品を深く味わいたい人は、好きな刑事の活躍だけでなく、その人物が加入した時期、先輩刑事との関係、退場に至る経緯にも目を向けてみてください。ニックネームが定着する過程や、仲間との別れがチームに残す影響を追うと、長寿シリーズならではの構成が見えてきます。
一方、事件の謎解きだけを重視する人や、全話を一気に視聴したい人にとっては、長期シリーズならではの人物関係やエピソードの積み重ねが負担になる場合もあります。その場合は、好きな刑事の登場回や殉職回、最終回など、関心のあるテーマから見始めるのも有効です。
【太陽にほえろ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:太陽にほえろ!はいつからいつまで放送されましたか?
A1:1972年7月21日から1986年11月14日まで、日本テレビ系列で放送されました。本編は全718話で、放送期間は約14年4か月です。
Q2:太陽にほえろ!の代表的な歴代刑事と俳優は誰ですか?
A2:石原裕次郎が藤堂俊介(ボス)、萩原健一が早見淳(マカロニ)、松田優作が柴田純(ジーパン)、露口茂が山村精一(山さん)、竜雷太が石塚誠(ゴリさん)を演じました。そのほかにも、勝野洋、沖雅也、神田正輝、渡辺徹ら多くの俳優が出演しています。
Q3:太陽にほえろ!の最終回はどんな内容ですか?
A3:本編最終回は第718話「そして又、ボスと共に」です。ブルースこと沢村刑事が消息を絶ち、七曲署の刑事たちが行方を案じるなか、藤堂俊介が戻ってくる展開が描かれました。
Q4:太陽にほえろ!PART2は全何話ですか?
A4:全12話です。1986年11月28日から1987年2月20日まで放送され、藤堂が警視庁本庁へ栄転してから1年後の七曲署を舞台にしています。
Q5:2026年のDVDコレクションで全718話を見られますか?
A5:デアゴスティーニ公式の案内では、全178号予定のDVDコレクションに710話を収録します。第19話、第27話、第37話、第68話、第106話、第127話、第524話、第571話の8話は収録対象外です。全718話を視聴したい場合は、この点を踏まえて収録内容を確認する必要があります。
まとめ:太陽にほえろ!を楽しむための見どころと判断基準
『太陽にほえろ!』は、1972年7月21日から1986年11月14日まで全718話が放送された、日本の刑事ドラマを代表する長寿シリーズです。石原裕次郎演じるボスを中心に、萩原健一のマカロニ、松田優作のジーパン、露口茂の山さんら、個性豊かな刑事たちが七曲署の物語を築きました。
歴代メンバーの交代、ニックネームの定着、殉職による仲間との別れ、そして第718話「そして又、ボスと共に」で迎えた最終回まで、作品の魅力は事件解決だけではありません。刑事たちの成長と人間関係を長期にわたって描いたことが、現在まで語り継がれる理由のひとつです。
2026年に創刊されたDVDコレクションは、放送順に作品を振り返るための選択肢ですが、全718話中710話の収録予定である点には注意が必要です。全話視聴を重視するのか、好きな刑事の物語を楽しみたいのか、制作背景まで知りたいのかによって、自分に合った鑑賞方法を選ぶとよいでしょう。
長いシリーズだからこそ、初期のマカロニやジーパンから後期の刑事たちまで、時代ごとの違いを比較する楽しみがあります。七曲署の歴史をたどることは、昭和のテレビドラマが人物と物語をどのように育ててきたのかを知ることにもつながります。 (出典: 太陽にほえろ(Yahoo!ニュース))